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2018年02月14日

日刊スポーツインタビュー「梅毒の初期は検査で陰性も」

日刊スポーツから取材を受け、性感染症について様々なお話をしました。
18日間に渡って掲載していただきましたので、順次ご紹介していきます。


 

早期発見、早期治療
性感染症に気をつけろ

梅毒の初期は検査で陰性も

性感染症の感染に検査は不可欠。例えば梅毒では、原因である梅毒トレポネーマの検出が難しく、臨床現場では血清反応による方法が主流だ。
梅毒患者から検出される「カルジオリピン抗体」を用いたRPRカードテストや、特異的梅毒トレポネーマを抗原とする検査法には、TPHA法、FTA-ABS法、TPLA法などがある。

「プライベートケアクリニック東京」名誉院長の尾上泰彦医師はこう話す。
「検体は病変部からとりますが、(染色して顕微鏡などで)直接観察する方法はほとんど行われていません。血液から梅毒血清反応を調べる検査が一般的です」

感染のごく初期では陰性を示すことがあり、疑わしい場合は2~3週間後に再検査となる。
「性器クラミジア感染症」では男性の場合、尿道炎や精巣上体炎を、女性では子宮頸管(けいかん)炎などを起こす。
尿道からの分泌物、初尿などから核酸増幅法が一般的である。

また、「淋菌(りんきん)感染」症は、男性では主に尿道炎、女性では子宮頸管炎を起こすが、淋菌の検出、尿、分泌液の核酸増幅、咽頭感染はうがい液を用いて行われる。
「性器ヘルペス」に感染すると性器に潰瘍や水疱ができるが、患部の抗原検査や遺伝子を増幅して病原体を検出する(核酸増幅法)。
早期発見、早期治療のためには医療機関での検査をうけてほしい。

(日刊スポーツより許可を得て掲載)

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