飲むHIV予防、始めませんか
prep_online_lpPrEP(プレップ)とは
HIV感染を予防する方法の一つです。
HIV治療薬を服用します。
このような人に勧められています
- セックスの頻度が高い
- これまでに性感染症に感染したことがある
- セックスの際にコンドームを使わないことがある
- 性風俗で働いている
薬の飲み方は2通りあります
1)デイリー PrEP
毎日継続して服用する方法です。
1日1回1錠、同じ時間に服用します。
2)オンデマンド PrEP
性行為の前後に服用する方法です。
性行為の24時間前(遅くとも2時間前まで)に、2錠服用します。
その後、24時間ごとに1錠ずつ服用します。
性行為が数日続く場合は、その間も24時間ごとの服用を続け、最後の性行為のあと2回服用します。
※男性に限ります。女性の使用は推奨されていません。
PrEPの効果は世界的に認められています
スケジュール通りに服用すれば、性行為でのHIV感染リスクを99%下げる ことがわかっています。
PrEPは、日本ではまだメジャーではありませんが、世界的にはHIV予防法の一つとして重視されており、
WHO(世界保健機関)では、「すべてのHIV感染ハイリスク群にPrEPの選択肢が提供されるべき」とし、ガイドライン も出されています。
オンラインPrEPの費用
初診とその後の検査について
●初診時
HIV・B型肝炎・腎機能3項目実施します。
●再診以降
HIV:内服開始1ヵ月後、その後3ヵ月おきに検査します。
腎機能:12ヵ月おきに検査します。初診の検査で一定の基準値を満たさなかった方、50歳以上の方は、開始から6ヵ月後にも検査します。
※PrEPはHIV感染予防目的のため、すでに感染している人はPrEPを受けられません。
※PrEP薬はB型肝炎の治療薬でもあるため、B型肝炎ウイルスに感染している方はPrEPを受けられません。
※PrEP薬の副作用で、ごく稀に腎機能に問題が生じる場合があるため、腎臓が悪い方はPrEPを受けられません。
副作用について気になる方へ
PrEP薬の身体への影響は?
PrEPは、お薬を飲み続ける方法なので、健康への影響が気になると思います。
PrEPの安全性は世界的にも認められ、実際ほとんどの方は副作用を感じず「飲んでいることを忘れるくらい」だと言います。
ただ、個人差があり、短期的には吐き気、腹痛、下痢、頭痛、皮疹などが出ることもあります。これらの症状は軽く、数週間でおさまります。
長期的には、腎機能に影響がでることがあります。
そのため、PrEPを始める前に腎機能を調べることが、各国のガイドラインで示されています。問題がなければ安全にPrEPを利用できます。
また、PrEPを始めてからも、定期的に検査を実施していきます。
当クリニックでは
安全にPrEPを利用できるかどうか
検査してから処方します
「SAFE & SECURE」は、当院の安全基準です。
処方前に3項目の検査を行い、
PrEPを受けられるかどうか確認します
処方前検査の意味合い
HIV検査
まずは、HIVに感染していないか調べます。
B型肝炎検査
PrEPのお薬は、B型肝炎の治療薬でもあります。
B型肝炎ウイルスに感染していると、服薬の仕方によっては体調が悪化するリスクがあるため、医師の指導のもと慎重に服用する必要があります。
腎機能検査
腎機能検査は、PrEPを開始する前の必須の検査です。
PrEPは、腎機能に影響を与える場合があるため、腎機能に問題がある場合は、あなたの健康に配慮し処方を行いません。
当クリニックのオンラインPrEP
オンラインでも、ガイドラインに沿った3項目の検査を実施
皆さまに安心してPrEPをご利用いただくために、始める前にHIV・B型肝炎・腎機能の3項目の検査を受ける必要があります。当クリニックでは、これまで難しかった、腎機能の検査まで郵送検査で実施できるようにし、オンラインでも手軽にPrEPを始められるようにしました。
登録衛生検査所での検査実施
手元で結果が分かる簡易な検査キットではなく、登録衛生検査所で検査を実施します。検査キットは、郵送検査のパイオニアであるSTDチェッカーのプロデュースです。
当クリニックの特徴
続けやすい価格
PrEPは有効なHIV予防法です。当クリニックでは、先発品「ツルバダ」「デシコビ」のジェネリック薬を使用し、より多くの方にとって続けやすい価格でご提供しています。
(先発品は、高価(約11万円/月)で続けるのが難しいという問題があります。)
ツルバダ/デシコビについて
PrEPのお薬には、「ツルバダ」と「デシコビ」の2種類あり、当クリニックではそれぞれのジェネリック薬を処方しています。
性別や性交渉の相手、服用方法などによって、どちらのお薬が適切かが変わってきます。
当クリニックでは、患者さまのご希望をお伺いしながら、ガイドラインに沿って、適切なお薬をご案内します。
確かな品質
個人輸入で海外からジェネリック薬を購入し服用される例もありますが、偽造品を買ってしまうリスクがあります。
当クリニックへの輸入品は、独自で成分分析を行い、主成分が正規品と変わらない(偽薬ではない)ことを確認しています。
専門医による診察
国立国際医療研究センターのエイズ治療・研究開発センター(ACC)や感染症内科(DCC)の医師、性感染症の専門医が対応いたします。気になることはお気軽にお尋ねください。
受診したその日に院内処方
クリニックへ直接受診すれば、診察から検査、処方まで、受診したその日に対応可能です。
オンラインPrEPのご利用の流れ
STEP1. LINEで友だち追加
プライベートケアクリニック東京の公式アカウントを友だち追加してください。
(友だち追加は、STEP8までお進みください)
STEP2. 診察予約
トーク画面のメニューから「予約する」をタップし、診療の予約をします。
STEP3. オンライン診療
予約した時間帯にクリニックからコールします。
診療後に決済リンクをお送りしますので、決済を行ってください。
STEP4. PrEP処方前に検査実施
検査キットが自宅に届きます。自分で採取→ラボに返送します。
STEP5. ラボで検査実施
登録衛生検査所にて確実に検査を実施します。
STEP6. 結果はWEBで確認
専用サイトで結果を確認します。
STEP7. 再診の予約をいれます
再診の予約を入れて、診療を受けます。
あなたの検査結果を医師が確認し、PrEPの処方を行います。
STEP8. お薬が自宅に届く
再診の後、お薬を発送します。届き次第、PrEPを開始できます。
なぜ今PrEPなの?
リスクは目に見えない。だから今備える
日本でも実際に、毎日約3人が新たにHIVに感染しています。今まで大丈夫だったから明日も大丈夫、とはいえません。コンドームだけでなく、PrEPも予防の選択肢に加えてみませんか。
すぐ始められる、新しい予防
「HIVを予防する」のはとても大切なこと。とはいえ、どうしてもネガティブなイメージをもってしまうから、なかなか普段から具体的に考えることは少ないかもしれません。
さらに、「飲み方が難しそう…」「まず何をすれば良いのか分からない」など、初めての方にとっては、最初の一歩が踏み出しにくいかもしれません。
でも、PrEPを始めるのは、意外と簡単で、検査で問題がなければ、その日から始められます。
当クリニックでは、初めての方でも安心してすぐに始められるよう、確実に検査を実施し、丁寧にご案内いたします。
よくあるご質問
オンラインPrEPについて
- 検査キットやお薬はいつ届きますか?
- オンラインでの診療の後、当日または翌日には発送いたします。発送後、概ね1~3日程度で到着します。(追跡可能なお届方法で発送します)
- 検査結果はどれくらいで出ますか?
- 検査物は、返送後1~3日で検査所に到着します。検査所に到着したその日に結果が出ます。
- 検査結果はどうやって確認するのですか?
- 検査結果は、スマホで確認できます。「検査申込書」の情報でログインしてください。
- 検査結果が陽性だった場合は?
- 再診の際に、医師から対応についてご案内しますので、ご安心ください。
- 支払方法は?
- クレジットカードでのお支払いとなります。
- 保険証は必要ですか?
- 自由診療ですので、保険証は必要ありません。
- 家に郵便物が届くことはありますか?
- 検査キットとお薬のお届け以外は、一切ありませんので、ご安心ください。
PrEPを始めるために
- 何歳からでもPrEPはできますか?
- 成人であることが勧められています。
- 持病の薬を飲んでいますが、PrEPできますか?
- 持病があってお薬を服用されている方は、PrEP開始前にお知らせください。PrEPのお薬との相互作用が問題になる薬かどうかを確認します。
- HBVワクチンを接種していても大丈夫ですか
- 問題ありません。HBVワクチンを接種して抗体がある人も、HBV感染して治って抗体がある人もPrEPを始めることは可能です。
お薬の飲み方について
- デイリーPrEPでは、薬はどのように飲めばいいですか?
- 毎日決めた時間に1回飲みます。食事などの影響も受けないので自分に合った時間を決めてください。ただし、決めた時間から前後1時間以上ずれないように飲みましょう。
例えば、21:00に飲むと決めた場合は、20:00~22:00の間に服用してください。 - PrEP中に、お酒を飲んでもいいですか?
- PrEP中に飲酒しても、問題ありません。
- PrEPを飲み忘れました。どうすればいいですか?
- 飲み忘れたことに気づいたらすぐに飲んでください。翌日からはいつもどおりの時間に飲んでください。
- デイリーPrEPをやめるときの方法を教えてください。
- PrEPをやめるときは事前にご相談ください。
PrEPの効果と副作用
- 予防できる確率はどれくらいですか、飲み始めてから感染することがありますか?(デイリーPrEP)
- デイリーPrEPは、正しく服用すれば、99%HIV感染を予防すると言われています。
ただし、PrEP開始前にHIV感染していたが、ウィンドウピリオドに満たなかったためにPrEP開始時の検査で感染がわからなかった場合や、PrEP薬を正しく服用できなかった場合は、PrEP開始後にHIV陽性となる場合もあります。 - 薬を飲み始めてからどれくらいで効果がでますか?(デイリーPrEP)
- PrEP薬は腸管で吸収され血液を介して全身へ運ばれます。予防効果が最大に達するまでに、7日程度かかるとされています。
- 薬の副作用はありますか
- 短期的には、吐き気、腹痛、下痢、頭痛、皮疹などの症状が出ることがありますが、症状は軽く数週間でおさまります。
長期的には腎機能の低下や骨密度の減少などが考えられますが、定期的に腎機能の検査を行います。骨密度は低下することがあってもPrEPを中止することで回復します。
PrEP中の疑問
- コンドームは必要でしょうか。
- PrEPは、HIV感染を防ぐことはできますが、他の性感染症は防げません。クラミジアや淋菌、梅毒などの予防のために、コンドームが必要です。
- 薬の保管方法は
- 薬は室温で保管し、高温多湿は避けてください。長期間ボトルから出してピルケースに入れて持ち出す場合は乾燥剤などを利用してください。