A型肝炎の症状・検査・治療
hepatitis-aA型肝炎について
カキやアサリなど食品からの感染が多いA型肝炎。リミングで感染することもあります。
A型肝炎ウイルスが感染し、肝臓に炎症をおこす病気です。
感染例の約80%がカキやアサリなどを介した経口感染と推定されています。感染力が強いため、家族内での感染もあります。ウイルスは、感染した人の便に排出されるため、性行為では、リミング(肛門をなめる行為)などによって感染します。
症状は、発熱、だるさ、吐き気、嘔吐、黄疸(身体や白目が黄色くなること)などで、感染してから症状が出るまで1ヵ月程度かかります。
ほとんどは2~3ヵ月ほどで自然に治り、慢性化することはありませんが、ごくまれに激しい症状が出る場合があります。
A型肝炎の検査について
血液で検査します。
●A型肝炎検査(IgM抗体)
料金:4,000円(税込4,400円)
結果は:2~3日後(WEB確認可)
感染の機会から3ヵ月後から受けられます。
A型肝炎の治療について
ほとんどの場合は自然回復しますので、安静にすることが基本的な治療法です。
場合によっては、点滴やお薬の服用、または入院が必要になることもあります。
当院では検査のみ実施します。治療に関しては、患者さまのご希望を伺いながら他の医療機関をご紹介いたします。
COLUMN
A型肝炎の予防とワクチンについて
基本的な予防としては、手洗いなどが大切ですが、A型肝炎ウイルスは感染力が強いため、パートナーが陽性の方や旅行者の方へはワクチンの接種が推奨されています。